ゲーム配信というものを始めて約1ヶ月。
視聴者は多くはないものの、もしかしたら誰かに見られるかもしれないという環境は少しだけ気持ちの変化を与えてくれたように思います。
とは言え配信を始めた事で考えるようになった事もあります。
一体、何の為に我々は配信をしているのだろう。
しばらく考えています。
我々はゲームも特段上手くはないし、攻略についての何かしらノウハウを視聴者に伝える事も出来ない。面白い事を言うのも難しいし、編集はしないから編集で差をつけるといった事も出来ない。
ではどうして我々は配信するのだろう。
いまだに明確な答えは出ません。
ただ強いて言うなら、やはりコミュニケーションのひとつだと思わなくもありません。
もしも、もう少し視聴者が来て、コメントを下さるようになったなら、そこにはしっかり絡みたい。
我々のグループは結成から10年を超え、ともすれば熟年夫婦の様相を醸し出す事もあります。会話のないまま何時間も過ごしたり、空気のようにしか感じなかったり。
そこに視聴者という新しいアクションを加えてみる事により、今までは見出だせなかったものを見付けたい。もしかしたら新たなメンバーとか、そこから出てくるかもしれません。まぁ、こんなグループに入りたいという物好きがいればの話ではありますが。
Twitterで周りを見れば、ゲームというカテゴリーの中で楽しそうにしていたり、喜んでいたり、悩んだり、悲しんだりしている。今の時代の人達は羨ましい。
私達が君達くらいの年齢の頃は無理だった。携帯電話さえ持ってる人が少ない、インターネットなんて無かった頃。ゲームが好きな人達はゲームが好きな人を直接探さなければならなかった。だけど直接探すというのはご理解頂ける方もいるだろうけど、それは勇気がいるし、リスキーでもあった。
ゲームが好きなんだ、と口にするだけでも難しい時代でした。
今は、勿論難しくないとは言わないけど、インターネットが無かった頃よりは手軽に色んな事が出来るようになりました。ワンボタンでインターネットを使って世界中に自分のゲームプレイを配信したり、ゲーム好きの仲間を見付けたり。そもそも「私はゲームが好き」と言い切れる場所が出来たのもインターネットがあったから、という人もいるでしょう。学校で、職場で、自分はゲーム好きだと誰にでも言えますか?Twitterやインターネットと同じように話せますか?
出来る人もいるでしょうけど、出来ない人の方がきっと多いのではないでしょうか。
良い時代になったものだと思います。
だから少しだけ私達のような、前の世代を経験した者達にもお裾分けをと思います。
ゲームが好きなまま、大人になってしまった我々も、まだまだ楽しみたいじゃないですか。