SAMURAI RAVE

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改めて感じる「仁王2」の良さ

DLCの「牛若戦記」が配信されしばらく経ちましたが、購入してみました。

DLCをやりたかった、という気持ちもありましたが、それ以上に新武器の仕込み棍を使ってみたいという気持ちの方が強かったかと思います。

 

一応2週目クリアまではやったものの、厳選まではしておらず放置されていたゲームだったんですが、改めてやってみて「仁王2」の良さをひしひしと感じました。

 

なので特にDLCなどのレビューはこの記事にはありません。

 

仁王2はいわゆるソウルライクと呼ばれるシステムを採用しており、高難易度、死ぬと経験値になるアイテム(アムリタ)をその場にドロップし、回収出来ないまま再度死ぬといくらアムリタがあっても全て失うというもの。チェックポイントとなる社にアクセスすると基本的には全ての敵が復活する。

基本はこういったシステムです。

ダークソウルの前身でもあるデモンズソウルから採用されたシステムで、昨今の「プレイヤーに優しい設計のゲーム」から脱却したシステムとして注目しました。

そういった厳しい環境を超えてクリアしていく快感を与えてくれる、と評判になり、その後もソウルライクというジャンルとして同様のシステムを採用したアクションゲームは多く発売されました。

 

そのひとつが「仁王」です。

やはりそういった基本的な部分はソウルライクを踏襲しながらも、そこにハクスラ要素を加えたのが大きな特徴でしょう。

 

ハクスラとは、アイテム掘りに特化したゲームシステムであり、何度も繰り返す事によりより強い装備を手に入れる為に繰り返すというもの。多くのハクスラは装備のレアリティによって強さが変わり、また同じものでもパラメーターが異なっており、特殊効果が付与される事もあります。ハクスラの金字塔とも呼べるDiabloの最新作でもあるDiablo3には他にもセット装備という、いくつかの同じシリーズの装備を揃えて装備する事により追加の効果が出るものもありました。今はこのシステムそのものは多くのゲームに浸透しています。私がよくプレイしているモンスターハンターワールドアイスボーンにもありますね。

 

このソウルライクとハクスラを上手く融合し、そしてベースにあるしっかりとしたアクションがあって、初めて「仁王」は真価を現します。

 

「仁王」はいわゆる侍の時代の物語です。

侍というとどういうものをイメージするでしょうか。

例えば1対1の決戦をしたら?なんとなくジリジリと緊張感のある間合い取りから、ふとした一瞬に走る剣戟。

このイメージ、ソウルライクというシステムと非常に相性が良く、特に気にせずにプレイしてもこうなります。何故なら適当に攻撃すると手痛い反撃が来るのがソウルライクの難易度であり、だからこそ敵の隙を見て攻撃しなければならないからです。「仁王」は他のソウルライクでも同様ですが、雑魚敵にさえあっさり殺されます。死ぬリスクが大きいので安易には攻撃出来ません。

また複数との戦闘においてもそうで、ハッキリ言って同時に複数の敵と戦うのは得策ではありません。だとすると可能な限りはひとりずつ戦っていきたい。ではどうやってひとりだけおびきだすのか。そういう戦略も必要になります。

 

とにかくあまり単純な戦闘が無いと言うのは飽きが来にくいという意味でも非常に良いと思います。

 

アクションも派手、カッコいい、楽しい、気持ち良いと言ったものが多くて、それもプレイのモチベーションになってきますね。

武器も「刀」「二刀」「鎖鎌」「槍」「斧」「手斧」「大太刀」「薙刀鎌」「旋棍」「仕込棍」と、世界観を壊さない程度にバリエーション豊富。

武器によって得意な間合いも違うし、武技という特殊アクションも違う。これがまた楽しい。

水城は「刀」と「仕込棍」を使っています。「仕込棍」はこのDLCからの武器です。

そしてこれら武器種10種類全てに構えがあって、それによってもまた動きが変わります。構えは「上段」「中段」「下段」です。

また攻撃終わりのモーションを「残心」というアクションでキャンセルする事により、更にプラスの効果があります。「残心」は攻撃終わりのタイミングでR1

なんですが、先程の構えの移行もR1+△or□or✕なので、慣れてくれば「残心」と同時に構え移行とかも出来たりします。

他にも様々な要素を組み込む事によって、カッコいい剣戟アクションになるわけです。

 

まとめとして、ストーリーなんかも勿論良いとは思いますが、個人的には何よりこのゲームはカッコいい。そしてやればやる程新しい動かし方が出来るようになる。装備も、良いのを探そうとするといくら掘っても足りない。ステージの難易度も無理ゲーと思える程ではなく、かつ簡単にはクリア出来ないくらいの難易度。

とても良いゲームだと思います。なんというか優等生でありながらも無個性ではない、しっかりとした魅力のあるゲームだと思います。

 

長くなりました。

もし機会があれば、ぜひやってみて下さい。

 

 

 

あ、そうそう。

ロードが速いのと、キャラクターメイキングもしっかりしてるのも良いと思います。