SAMURAI RAVE

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ボーダーランズその1

竜戯において主要なメンバーが口を揃えて「名作」と言うゲームがいくつかあると思う。

特に今回紹介する「ボーダーランズ」というゲームは一般的にも名作と呼ばれる事が多く、数多のファンを抱えている。

 

ボーダーランズは基本的なシリーズとして、1と2とプリシークエルというソフトがある。

 

時代背景としてはプリシークエルが一番古く、次に1と2が来る。まぁ、ありがちな構成ではある。

しかも1については確かメーカー側の想像を超えて人気となった為、2が続編として登場した際にやや違和感のある、というか、無理矢理感のある設定になっているように見える部分もある。

それなのに、特に2はほぼ神ゲーと言ってもいいような評価である。

 

話の流れとしては、パンドラという惑星を舞台としておりヴォルトと呼ばれるエイリアンの未知のテクノロジーをトレジャーハンターであるプレイヤーキャラクターが探索するという話。

ゲーム的には4人まで協力してプレイ出来る仕様で、いわゆるFPSRPG、しかもハックアンドスラッシュというジャンルに当たるRPGが合体したような作りとなっており、基本的な動作はFPSだし勿論シューティングなのだがレベルや武器探索というハックアンドスラッシュRPGの要素があり、FPSによくある「ひとりだと同じ事の繰り返ししかない」という弱点をRPG、しかもハックアンドスラッシュというジャンルでカバーしたような形でもある。

 

ちなみに念のために、ハックアンドスラッシュとはアイテム(主に武器など)にランダム性を持たせ、繰り返しプレイする事でより良いアイテムが手に入るようにし、繰り返しプレイしながらももっと良いアイテムを探すという目的でモチベーションを上げるように作られたゲーム。代表的なゲームでは、我々も大好きな「Diablo」などがある。

 

ボーダーランズの魅力を語るにあたり、必ず出てくる事として「ぶっ飛んだ世界観」と「超個性的なキャラクター」がある。むしろこの2点において他に類を見ないゲームであり、前述したFPS+RPGというところはその次くらいの要素だと思う。

 

「ぶっ飛んだ世界観」というところについてだが、まず一言で表すとすれば「ヒャッハー」である。これ以外に正直思い浮かばない。それくらいクレイジーな世界観であり、ツッコミ所満載だが、それがとにかく面白い。

 雰囲気としては世紀末感というか、近代的な美麗さの欠片もなく砂埃や錆が舞う寂れた都市と、少しでも街から離れればモンスターやバンディットと呼ばれる「ならず者」が闊歩する世界。

人々は汚れた、もしくはボロボロの衣服を着て、まるで世界そのものを罵りながら生活しているかの様子で、それらを超越してしまったこの中でも一部の人々はむしろ逆に狂気に近いほどの「どこかがハズレた」明るさを持って生活している。

我々が住む世界とは価値観の根底が違う世界。それがまた面白い。

 

「超個性的なキャラクター」というところは、正直なところ書ききれないというのが本音である。

まず1だが、ソフトのパッケージには通常主要キャラクターや主人公を描く事が一般的だと思うが、そのゲームは違う。描かれているキャラクターは、ただの雑魚キャラである。しかも顔面ドアップで。だが「ただの」と書いたが実はそうでもないというところもあり、この雑魚キャラはスティーブという名を与えられ、1においてはプロモーション用のムービーに「自らの頭を至極明るく銃で撃ち抜く役」として登場。更には2ではさらっとMOBとして参加している。

全シリーズを通して背油たっぷり豚骨ラーメンよりも濃い面子ばかり。

1であれば主人公の4人やエンジェル、アテナやknoxx将軍などと少なめではあるが、これはやはり1をそこまでの作品と製作側も見ていなかったからだと思われる。

2になるとキャラクターは一気に増え、個性的なキャラクターを挙げろなんて言った日にはほぼ全ての登場キャラクターとなってしまうレベルである。また2において初めてキャラクターの関係や1で謎にされていた伏線(というか単に明かしてなかっただけかもしれない)を回収したりしている。また2には1の主人公が全て登場し、前作からのファンとしては嬉しい限りであるが、ストーリー的には色々と事件があったりもする。

プリシークエルでは1の前の時系列のストーリーとなり、2で完全無欠の悪役を演じたハンサムジャックが悪役に至るまでを描いている。何よりシリーズ通して人気の高い(竜戯では一部のメンバーからは嫌われているが)クラップトラップがプレイアブルキャラクターとして登場した。他にも何かしら2のキャラクターと関係のある人物がたくさん登場し、話をより深くしている。

 

大分長くなってしまった。

それだけ語りきれないほどの魅力があるという事だ。

ゲーム的な要素については別の記事にするとして、まだまだ書き足りないとは思いながらも一旦筆を置こうと思う。