SAMURAI RAVE

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Arkとは結局どういうゲームなのか

竜戯で今最も「アツい」ゲーム、それがArk:Survival Evolvedです。

発売して以来数ヶ月プレイしてきて、「結局のところArkは何が楽しいのだろうか」というのを記事にしてみたいと思います。

 

まず基本的なゲームの内容ですが、このゲームは恐竜時代の話ではなく、恐竜が生息する謎の島(エリア)でサバイバルをし、その謎を解くために生き抜くというゲームです。

なので一応「目的」があるんです。ただそれを抜きにしても十分楽しめるというだけで。

 

ゲームの具体的な流れとしては、生き抜く為のライフラインを確保しつつも恐竜を手なずけ、オープンワールドのマップを探索するという流れ。

 

始まればチュートリアルなどという生易しいものはありません。決して美形にはならないのにやたら細かいキャラクターメイキングを終わらせると、身一つで放り出されます。

そして狼狽えているヒマなど与えられません。一瞬毎に空腹や脱水に近付き、ついでにイージーエリアにスポーンしたところで「肉食恐竜がいない」などという保証などはありはしません。

どうしていいか、操作すら覚束ないままに手探りで様々なものを採集し、作り上げ、ともすれば肉食恐竜に襲われては殺されるのを繰り返し、そうしながらこの世界との向き合い方を肌で覚えていきます。

 

やがて住み処を作り、手頃な恐竜からテイム(手なずけ)して、ようやく一息ついたように見えても危険はいつだって隣にいます。一瞬で、培ったものが強大な恐竜に破壊され、愛着が出てきた恐竜を目の前で喰われ、そして自らも喰われます。

 

 

これらと常に向き合いながら生きていくのがこのゲームです。

 

 

とはいえ、シビア過ぎる。

そんなわけで公式のサーバーでは出来ませんが自分でサーバーを立てれば設定を緩く出来ます。

パラメーターを自分達だけ上げたり、採集量を上げて物が集まりやすくなったり、恐竜をテイムしやすくなったり。

 

サーバーの設定で簡単にも難しくもなるのがこのゲーム。

 

我々竜戯はそこまでガチンコではないので、結構緩い設定でプレイしています。

人によっては「キツいからこそ面白い。簡単にして何が楽しいのか?」というご意見もあるかと思いますが、難易度を下げても楽しめる要素はあります。

 

例えば広大でユニークな世界を旅するだけでも面白い。また建築に凝ってみたりするのも楽しいし、コレクション的に恐竜をテイムするのも楽しい。

 

 

そう、このゲームは「サバイバルの厳しさの中で得られる達成感」という楽しみ方ももちろんですが、そうじゃなくても人それぞれ楽しみ方を見いだせるスケールのあるゲームなんです。

 

だから我々は初期値に比べたらかなり簡単な設定にしながらも毎日飽きずにプレイ出来るんです。

 

 

 そういう意味を含めて、良質なスルメゲーだと思います。

 

ただし、このゲームに期待してはいけない事もあります。例えば「分かりやすさ」です。とてつもなく分かりにくいゲームでして、操作法さえ最初はほとんど分からない状態です。ある程度の事はUIに表示されますが、表示されない操作もたくさんあります。

前述してますが、チュートリアルも一切ありません。操作法も含めて手探りで、なんだかそれさえもサバイバルの一環なのかと思えてきます。そう、何も持ってない状態の人間がアイデアを駆使して道具を作り、それをもって日々の作業を楽にしたり幅を広げたりするのにもしかしたら似ています。

 

それとサーバーです。

マルチプレイをやる場合はサーバーに入るわけですが、公式サーバーはほぼ満員で入れませんし、入れたとしてもフレンドを探すのもかなり困難です。

では自分でサーバーをたてようとすると、専用サーバーを立てる場合は立てたPS4はサーバー専用になります。つまりプレイ出来ません。自分もプレイした上で専用サーバー立てたいなら最低でもPS4を2台準備する必要があります。

もうひとつ、非専用サーバーというのもありますが、それだとホストもちゃんとゲームをプレイする事が出来ますが「250mの呪縛」と我々が呼んでいる「ホストから250m以上離れると強制的にホストプレイヤーのところにワープする」というものがあります。この呪縛はかなりストレスになります。10年弱仲良くやってきた我々でさえ空気が悪くなる程度にストレスがかかります。

となるとどうすればいいのか?という事になりますが、行き着いた先はサーバーレンタルです。海外のサーバー業者と契約して(クレジットカード必須。何せ支払いはユーロとかドルなので)サーバーを借りるというものです。これなら呪縛もなく、サーバー設定もある程度出来て、パスワード掛ければ外部の人も入ってきません。ただしマネーが掛かるだけです。おおよそ30日レンタルで1300円ほど。

ただ呪縛のストレスに比べたら1300円くらいいいや、という気持ちになりますけど。

 

そして最後に不安定である事です。

建築も楽しさのひとつなのに、オブジェクトが増えれば増えるほど動作か不安定になります。例えば今作っている拠点に巨大な、巨大過ぎる恐竜拠点を作ったんてすが、そこのエリアに近寄るだけで凄まじいラグが発生します。もう落ちるんじゃないか?というくらい。

元々PC版にしても結構な性能が要求されるゲームらしいので、PS4くらいだとスペック的に厳しいんでしょう。proならもう少しスムーズなのかもしれませんが。本音を言えばPS4で出すならPS4にちゃんと最適化して欲しいという気持ちもありますが、やってこうなんでしょうね。

 

 

 

期待してはいけない事としていくつかネガティブな意見も書きました。しかも内容的には「いや、それダメでしょ」という内容だと思います。もうそこが気になる人はこのゲーム合わないでしょうね。

ところが我々は幸い、その不満があっても面白さの方が勝っている(というか不満は諦めている)ので、毎日毎日サーバーに入っては拠点を作ったり恐竜達とイチャイチャ出来るわけです。

 

 タイトルにもした「Arkとは結局どういうゲームなのか」という事については…

 

 

 

Arkとは、ゲームとしての基礎的なところが未完成というか成熟不足なところがありながらも、それを超えるコンセプトとスケールで他では絶対に味わえない楽しみを提供してくれる、極端なまでに好みが分かれるスルメゲー

 

 

 

という結論だと思います。

 

 

我々竜戯は今月には「狩りの世界」へと旅立ちます。

そこは竜戯にとってグループ発生の世界であり、特別な意味のある世界です。

てすから一時的にはきっとArkはお休みになるでしょう。

 

ただこのArkというゲームは、きっとまたやりたくなるゲームだと思います。ふとした時に「あー、久々にArkやりたいかも」となる類いのゲームです。

 

久しぶりにしみじみ「買って良かった」と思えるゲームだなと思います。